棋書、好きですか?
将棋で棋書で勉強をしている人は多いと思いますが、
上達を助けてくれる名著は私が知るもの以外にも多く存在します。
棋書を読むのが好きな人、棋書を読むのが嫌いな人、色々だと思いますが、
今回は私が勧める、
「棋書嫌いでも必ず読むべき棋書3選」ということで、私が本気でお勧めする棋書を紹介します。
戦術書や詰将棋など、棋書にも種類がありますが、今回は、外れの少ない定番とも言える三冊についての紹介です。
「寄せの手筋200」(金子タカシ)
まず、一冊目は将棋の勝敗に直結する終盤の力を大きく向上させる助けとなること間違いなしの「寄せの手筋200」です。

この「寄せの手筋200」は、11個の章に分けられ、
第1章「上から抑える」
第2章「挟撃の寄せ」
第3章「馬と角の活用」
第4章「龍と飛車の活用」
第5章「退路封鎖」
第6章「頭金までのプロセス」
第7章「端玉には端歩」
第8章「腹銀を使いこなす」
第9章「必殺の両王手」
第10章「さまざまな寄せ」
第11章「手筋の組み合わせ」
という内容になっています。
「寄せ」の基本問題集であるため、詰将棋とは違います。主に必死問題になっており、どの問題も頻出かつ重要なものになっています。
私個人の意見とオススメする理由としては、詰将棋が嫌いな人にも勧めることが出来るという部分が大きいです。
収録されている寄せの手筋はどれも頻出…つまり、実戦形の問題であると言えます。詰将棋なんて、実戦に出てこないじゃないか、と思っている方にも終盤力のトレーニングに最適と言える一冊です。

「上達するヒント」(羽生善治)
次に紹介するのは、羽生善治先生著「上達するヒント」です。
この本は、戦術書でも問題集でもありません。
多くの棋書で解説される手順は綺麗なものですが、実際の対局では戦術書や詰将棋の本のように美しく手筋や技が決まる場面は多くありません。
技の決まる場面よりも多く出現する、それ以外の場面で重要となる、基本の考え方、方向性、感覚…という強さの根幹にも繋がる部分について解説されています。
具体的な内容では、「上達するヒント」は13の章に分けられており、
第1章「基本方針と形勢判断」
第2章「構想について」
第3章「歩の下に駒を進める」
第4章「駒がぶつかったとき」
第5章「位取りについて」
第6章「主戦場について」
第7章「玉の安全度について」
第8章「さばきについて」
第9章「厚みについて」
第10章「スピードについて」
第11章「攻めの継続」
第12章「進展性について」
第13章「陣形について」
という内容になっています。
私個人の意見ですが、読むだけで強くなったような気がする不思議な本です。
自分よりも遥かに強い人と指してしっかりと検討した後の感覚に近いでしょうか、定跡の研究とは違うアプローチで将棋を強くなりたいという人には最適です。

「凌ぎの手筋200」(金子タカシ)
最後に紹介するのが、寄せの手筋と対をなす一冊である「凌ぎの手筋200」です。
最初に紹介した「寄せの手筋」と同様、定跡書や詰将棋とは違い、終盤の凌ぎの問題集になっています。
この本も上記二冊と同様、いくつかの章に分かれており、
第1章「詰みを逃れる合駒テクニック」
第2章「攻撃を考えた合駒テクニック」
第3章「必死を逃れるしのぎテクニック」
第4章「攻撃を考えたしのぎテクニック」
という内容になっています。
字面だけで身に着けたいと思うような強いテクニックが盛りだくさんですね。
「寄せの手筋200」との大きな違いは、一問一問が難しいことです。寄せの手筋では持ち駒や動かす駒が限られていますが、
凌ぎの手筋では、持ち駒が「残り駒全て」であったり、合駒を歩から全ての駒で読んだり…と手が広い問題が多いので、1問あたりの読む量が比較的多いです。
しかし、この本で手に入る力は、ギリギリの終盤で一歩前に出て勝利を掴み取る力です。粘り強さ、しぶとさを手に入れるには最適の一冊です。

以上、私が本気でオススメする棋書を三冊、紹介しました。
どれも戦術書や詰将棋とは違う本で、戦法の本や詰将棋は苦手だよ…という人にも勧められます。
三冊まで厳選しましたが、どれも最強将棋レクチャーブックスのシリーズになってしまいましたね。2000年~2010年くらいに出版された本が10年経っても揺るがない人気があるのは凄いことであるとも思います。
今回紹介した棋書は本当に外れがないので、是非手に取って見て下さい。
将棋で棋書で勉強をしている人は多いと思いますが、
上達を助けてくれる名著は私が知るもの以外にも多く存在します。
棋書を読むのが好きな人、棋書を読むのが嫌いな人、色々だと思いますが、
今回は私が勧める、
「棋書嫌いでも必ず読むべき棋書3選」ということで、私が本気でお勧めする棋書を紹介します。
戦術書や詰将棋など、棋書にも種類がありますが、今回は、外れの少ない定番とも言える三冊についての紹介です。
「寄せの手筋200」(金子タカシ)
まず、一冊目は将棋の勝敗に直結する終盤の力を大きく向上させる助けとなること間違いなしの「寄せの手筋200」です。

この「寄せの手筋200」は、11個の章に分けられ、
第1章「上から抑える」
第2章「挟撃の寄せ」
第3章「馬と角の活用」
第4章「龍と飛車の活用」
第5章「退路封鎖」
第6章「頭金までのプロセス」
第7章「端玉には端歩」
第8章「腹銀を使いこなす」
第9章「必殺の両王手」
第10章「さまざまな寄せ」
第11章「手筋の組み合わせ」
という内容になっています。
「寄せ」の基本問題集であるため、詰将棋とは違います。主に必死問題になっており、どの問題も頻出かつ重要なものになっています。
私個人の意見とオススメする理由としては、詰将棋が嫌いな人にも勧めることが出来るという部分が大きいです。
収録されている寄せの手筋はどれも頻出…つまり、実戦形の問題であると言えます。詰将棋なんて、実戦に出てこないじゃないか、と思っている方にも終盤力のトレーニングに最適と言える一冊です。
![]() | 寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス) [ 金子タカシ ] 価格:1,540円 |

「上達するヒント」(羽生善治)
次に紹介するのは、羽生善治先生著「上達するヒント」です。
この本は、戦術書でも問題集でもありません。
多くの棋書で解説される手順は綺麗なものですが、実際の対局では戦術書や詰将棋の本のように美しく手筋や技が決まる場面は多くありません。
技の決まる場面よりも多く出現する、それ以外の場面で重要となる、基本の考え方、方向性、感覚…という強さの根幹にも繋がる部分について解説されています。
具体的な内容では、「上達するヒント」は13の章に分けられており、
第1章「基本方針と形勢判断」
第2章「構想について」
第3章「歩の下に駒を進める」
第4章「駒がぶつかったとき」
第5章「位取りについて」
第6章「主戦場について」
第7章「玉の安全度について」
第8章「さばきについて」
第9章「厚みについて」
第10章「スピードについて」
第11章「攻めの継続」
第12章「進展性について」
第13章「陣形について」
という内容になっています。
私個人の意見ですが、読むだけで強くなったような気がする不思議な本です。
自分よりも遥かに強い人と指してしっかりと検討した後の感覚に近いでしょうか、定跡の研究とは違うアプローチで将棋を強くなりたいという人には最適です。
![]() | 価格:1,430円 |

「凌ぎの手筋200」(金子タカシ)
最後に紹介するのが、寄せの手筋と対をなす一冊である「凌ぎの手筋200」です。
最初に紹介した「寄せの手筋」と同様、定跡書や詰将棋とは違い、終盤の凌ぎの問題集になっています。
この本も上記二冊と同様、いくつかの章に分かれており、
第1章「詰みを逃れる合駒テクニック」
第2章「攻撃を考えた合駒テクニック」
第3章「必死を逃れるしのぎテクニック」
第4章「攻撃を考えたしのぎテクニック」
という内容になっています。
字面だけで身に着けたいと思うような強いテクニックが盛りだくさんですね。
「寄せの手筋200」との大きな違いは、一問一問が難しいことです。寄せの手筋では持ち駒や動かす駒が限られていますが、
凌ぎの手筋では、持ち駒が「残り駒全て」であったり、合駒を歩から全ての駒で読んだり…と手が広い問題が多いので、1問あたりの読む量が比較的多いです。
しかし、この本で手に入る力は、ギリギリの終盤で一歩前に出て勝利を掴み取る力です。粘り強さ、しぶとさを手に入れるには最適の一冊です。
![]() | 凌ぎの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス) [ 金子タカシ ] 価格:1,540円 |

以上、私が本気でオススメする棋書を三冊、紹介しました。
どれも戦術書や詰将棋とは違う本で、戦法の本や詰将棋は苦手だよ…という人にも勧められます。
三冊まで厳選しましたが、どれも最強将棋レクチャーブックスのシリーズになってしまいましたね。2000年~2010年くらいに出版された本が10年経っても揺るがない人気があるのは凄いことであるとも思います。
今回紹介した棋書は本当に外れがないので、是非手に取って見て下さい。
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