将棋ウォーズの棋力分布を見ても、
将棋ウォーズ2級、1級、のあたりが一番のボリュームゾーンになっています。
今回は、将棋ウォーズ3~1級の人向けに、私が将棋ウォーズ初段を達成した勉強方法について書いていきます。
まず、私が将棋ウォーズ初段を達成したのは、中学三年生の6月のことで、
将棋ウォーズ3級を取ったのがその年の1月のことでしたので、
3級→初段 までにかかった期間は5か月です。
この期間にやっていたことについてが今回の内容になります。
また、この頃の私の使っていた戦法は8割以上が居飛車でした。
振り飛車党の方々には少し参考になる情報は少なめかもしれません。
【3級~2級】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ10分切れ負け 3局
・YouTubeで将棋動画を視聴
毎日ではないけどやっていたこと
・将棋クエスト2分切れ負け 千本ノック
使っていた戦法
・矢倉
・居飛車(定跡ほぼ無視)
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・なし
かかった期間 1か月
3級から2級になるまでにはそこまで時間はかかりませんでした。
数と量をこなせば上がっていくレベルです。
上達するスピードを加速させる要素としては、
・将棋に触れる時間をとにかく増やす
・使う戦法を絞る
この2点に集約されると思います。
主要な戦法を全て指せないと初段になれない、なんてことはありません。
指す戦法はなるべく1つに決めて、
勉強や対局の経験値を集中させる、これが大事だと思います。
私も当時居飛車を使っていたのですが、居飛車は相手によって戦い方を変える必要があるため、自分の勉強の範囲の外に直ぐに出ていってしまいます。
その範囲外をカバーするために三間飛車を使っていました。
具体的には、後手番になったときに相居飛車で一方的に攻められる展開が嫌いだったので、後手番で相手が居飛車の時には三間飛車を指していました。
【2級~1級】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ 10分切れ負け 3局
・YouTubeで将棋動画視聴
毎日ではないけどやっていたこと
・棋書で勉強
・将棋クエスト2分切れ負け 千本ノック
使っていた戦法
・角換わり
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・よくわかる角換わり
・渡辺明の居飛車対振り飛車
・将棋基本手筋コレクション432
かかった期間 2ヶ月
この頃は将棋にのめり込むようにやっていたので、時間のある学生でないと期間や量は参考程度かもしれません。
現在将棋ウォーズ三段の私から見ると、将棋ウォーズ初段と2級の将棋に根本的な違いはないように思えます。
彼らの将棋の違いは、ミスの多さに違いがある思います。
しかし、有段者から見た景色のことを言われても仕方がないと思うので、当時の感覚で話をすると、
2級になると、定跡の手順をしっかり把握することが求められてきます。
この辺りからは1級、初段の方との対局も増え、本に出てくるような定跡形の対局が増えてきます。
よって、組み方仕掛け方だけではなく、大まかな変化を知っておくようにするといいと思います。
ただ、2級の時点で完璧に変化や細かい手順する必要はありません。
指す戦法の、出てきた変化や遭遇する手順のみ、しっかり勉強しましょう。
棋力が上がると戦法の習得力も上がるので、目標を達成してからガンガン習得しましょう。
(上達が最優先、という人でない限り戦法の習得は好きなだけしましょう!!将棋は楽しいのが一番です!!)
この頃の私は、矢倉を指すのを止め、居飛車は角換わりをメインにしました。
対振り飛車の急戦はポンポン桂が主力で、自分の得意な形に持っていけないなら固く構える、というように指していました。
また、将棋の勉強に「将棋の手筋コレクション432」というものをつかっていました。
これは、全戦型の序中終盤の手筋が432問の問題形式で学べるという書籍になっております。
私は正直詰将棋が嫌いで、実戦とかけ離れた問題を解いたところで、棋力が上がるか私には良く分かりませんし、私的には楽しくできないんですね。
楽しくやれることが一番のモチベーションでかつ続けるコツなので、自分が楽しいと思える方法で上達することを優先しましょう。
【1級~初段】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ10分切れ負け 3局
・ぴよ将棋で対局を分析
毎日ではないけどやっていたこと
・YouTubeで将棋動画視聴
・棋書で勉強
使っていた戦法
・角換わり
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・よくわかる角換わり
・渡辺明の対振り急戦
・将棋基本手筋コレクション432
かかった期間 3ヶ月
この頃になると、段位者にも普通に勝てるようになってきて、3級以下であれば手玉に取るようにして勝てたり、強くなった実感が湧いてくるころと思います。
得意戦法に関しては細かい変化も頭に入っていて、形成判断や、速度計算などの概念についても、実戦で生きてくるくらいに身についてきます。
歩を使った手筋や小技も身についてきて、捌く感覚も分かってくるころではないでしょうか。
練習方法としては、毎日の将棋ウォーズ3局にプラスして
「ぴよ将棋」の解析機能を使って対局を分析していました。
得意な戦法、苦手な戦法、好手悪手に形成判断のズレなど、上達に有用な情報を多く得ることが出来ます。
定跡の習得度、熟練度が他人より一歩進むと急に連勝できるようになります。
私の時は急に13連勝をして一気に昇段目前まで達成率が上がりました。
四間飛車を相手にしたとき、四間飛車を右銀急戦でぶち破り、美濃を崩して勝つという勝利パターンで勝ち星をジャンジャン稼いでいました。
よく相手にする戦法をしっかり狙い撃ちしていく
ことが昇段に繋がると思います。
以上、私が3級から初段になるまでにやっていたことを書いてきましたが、少しでも参考になればと思います。
私から見ても4年以上前のことでしたので思い出すのも大変でした。
初段から二段の半年のことや、二段から三段までの3年のことについても何時かしら書いていこうと思います。
今回紹介した棋書です。


将棋ウォーズ2級、1級、のあたりが一番のボリュームゾーンになっています。
今回は、将棋ウォーズ3~1級の人向けに、私が将棋ウォーズ初段を達成した勉強方法について書いていきます。
まず、私が将棋ウォーズ初段を達成したのは、中学三年生の6月のことで、
将棋ウォーズ3級を取ったのがその年の1月のことでしたので、
3級→初段 までにかかった期間は5か月です。
この期間にやっていたことについてが今回の内容になります。
また、この頃の私の使っていた戦法は8割以上が居飛車でした。
振り飛車党の方々には少し参考になる情報は少なめかもしれません。
【3級~2級】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ10分切れ負け 3局
・YouTubeで将棋動画を視聴
毎日ではないけどやっていたこと
・将棋クエスト2分切れ負け 千本ノック
使っていた戦法
・矢倉
・居飛車(定跡ほぼ無視)
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・なし
かかった期間 1か月
3級から2級になるまでにはそこまで時間はかかりませんでした。
数と量をこなせば上がっていくレベルです。
上達するスピードを加速させる要素としては、
・将棋に触れる時間をとにかく増やす
・使う戦法を絞る
この2点に集約されると思います。
主要な戦法を全て指せないと初段になれない、なんてことはありません。
指す戦法はなるべく1つに決めて、
勉強や対局の経験値を集中させる、これが大事だと思います。
私も当時居飛車を使っていたのですが、居飛車は相手によって戦い方を変える必要があるため、自分の勉強の範囲の外に直ぐに出ていってしまいます。
その範囲外をカバーするために三間飛車を使っていました。
具体的には、後手番になったときに相居飛車で一方的に攻められる展開が嫌いだったので、後手番で相手が居飛車の時には三間飛車を指していました。
【2級~1級】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ 10分切れ負け 3局
・YouTubeで将棋動画視聴
毎日ではないけどやっていたこと
・棋書で勉強
・将棋クエスト2分切れ負け 千本ノック
使っていた戦法
・角換わり
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・よくわかる角換わり
・渡辺明の居飛車対振り飛車
・将棋基本手筋コレクション432
かかった期間 2ヶ月
この頃は将棋にのめり込むようにやっていたので、時間のある学生でないと期間や量は参考程度かもしれません。
現在将棋ウォーズ三段の私から見ると、将棋ウォーズ初段と2級の将棋に根本的な違いはないように思えます。
彼らの将棋の違いは、ミスの多さに違いがある思います。
しかし、有段者から見た景色のことを言われても仕方がないと思うので、当時の感覚で話をすると、
2級になると、定跡の手順をしっかり把握することが求められてきます。
この辺りからは1級、初段の方との対局も増え、本に出てくるような定跡形の対局が増えてきます。
よって、組み方仕掛け方だけではなく、大まかな変化を知っておくようにするといいと思います。
ただ、2級の時点で完璧に変化や細かい手順する必要はありません。
指す戦法の、出てきた変化や遭遇する手順のみ、しっかり勉強しましょう。
棋力が上がると戦法の習得力も上がるので、目標を達成してからガンガン習得しましょう。
(上達が最優先、という人でない限り戦法の習得は好きなだけしましょう!!将棋は楽しいのが一番です!!)
この頃の私は、矢倉を指すのを止め、居飛車は角換わりをメインにしました。
対振り飛車の急戦はポンポン桂が主力で、自分の得意な形に持っていけないなら固く構える、というように指していました。
また、将棋の勉強に「将棋の手筋コレクション432」というものをつかっていました。
これは、全戦型の序中終盤の手筋が432問の問題形式で学べるという書籍になっております。
私は正直詰将棋が嫌いで、実戦とかけ離れた問題を解いたところで、棋力が上がるか私には良く分かりませんし、私的には楽しくできないんですね。
楽しくやれることが一番のモチベーションでかつ続けるコツなので、自分が楽しいと思える方法で上達することを優先しましょう。
【1級~初段】
毎日やっていたこと
・将棋ウォーズ10分切れ負け 3局
・ぴよ将棋で対局を分析
毎日ではないけどやっていたこと
・YouTubeで将棋動画視聴
・棋書で勉強
使っていた戦法
・角換わり
・対振り急戦
・三間飛車
使っていた棋書
・よくわかる角換わり
・渡辺明の対振り急戦
・将棋基本手筋コレクション432
かかった期間 3ヶ月
この頃になると、段位者にも普通に勝てるようになってきて、3級以下であれば手玉に取るようにして勝てたり、強くなった実感が湧いてくるころと思います。
得意戦法に関しては細かい変化も頭に入っていて、形成判断や、速度計算などの概念についても、実戦で生きてくるくらいに身についてきます。
歩を使った手筋や小技も身についてきて、捌く感覚も分かってくるころではないでしょうか。
練習方法としては、毎日の将棋ウォーズ3局にプラスして
「ぴよ将棋」の解析機能を使って対局を分析していました。
得意な戦法、苦手な戦法、好手悪手に形成判断のズレなど、上達に有用な情報を多く得ることが出来ます。
定跡の習得度、熟練度が他人より一歩進むと急に連勝できるようになります。
私の時は急に13連勝をして一気に昇段目前まで達成率が上がりました。
四間飛車を相手にしたとき、四間飛車を右銀急戦でぶち破り、美濃を崩して勝つという勝利パターンで勝ち星をジャンジャン稼いでいました。
よく相手にする戦法をしっかり狙い撃ちしていく
ことが昇段に繋がると思います。
以上、私が3級から初段になるまでにやっていたことを書いてきましたが、少しでも参考になればと思います。
私から見ても4年以上前のことでしたので思い出すのも大変でした。
初段から二段の半年のことや、二段から三段までの3年のことについても何時かしら書いていこうと思います。
今回紹介した棋書です。
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