角換わり腰掛け銀 5八金型

前回、私が角換わり腰掛け銀において新型ではなく5八金型を採用しているという記事を投稿しました。
私の角換わり腰掛け銀観について : 黒船の研究ノート (livedoor.jp)
こちらの記事です。
この記事は前回の記事の続きとなっていますので、できれば前回の記事を読んでから戻ってきてください。
読んでいなくても問題ないです、では新型腰掛け銀をやっつけていきましょう。

私が将棋ウォーズ三段帯で十分通用しており、将棋ソフトでも悪い評価を受けていない対策となっております。

次に、5八金型 VS 新型 の形として、

腰掛け銀 課題局面
こちらの盤面を課題局面とします。(後で撤回されます)
どちらも自然に形を作った結果辿り着く図で、頻出の局面であります。
この時点ではソフト評価は全くの互角、ここからの勝負ですね。

次の一手は
腰掛け銀 課題局面 次の一手
▲6六歩です。
常識ですが、相手から△6五歩の仕掛けを与えてしまいますが、こちらから仕掛けるのに必要な備えです。
実質この局面が課題局面ですね。
前言撤回でこの局面を課題局面とします。

さて、ここからが新型と戦う私のメインウエポンの紹介です。

課題局面で相手が端歩を突いた場合、△1四歩 OR △9四歩 に対し、
▲4五銀と銀をぶつける手が秘策の一つ目です。
4五銀ぶつけ
この▲4五銀、私が1時間ネットサーフィンをしても見つからなかったので、私の他に指している人は極少数だと思います。
一応、新型VS新型での▲4五銀ぶつけはプロでも何度か指されているみたいです。

この手の狙いは、
△同銀なら、▲同桂から、▲6三銀打ちを狙います。(理想図)2021-10-01 (28)

手順で跳ねた桂馬が相手の3三にいる銀に当たっているのも強い点です。


△同銀と銀を取る手が良くないのなら、▲4五銀に対して△5五銀や△6三銀引など、他の対応が考えられますが、これについては私の研究に引きずり込むということで勝ちやすい将棋にできます。

しかし、ソフト評価は微妙です。
▲4五銀とぶつけた局面は評価値-200くらいです。
私みたいな只の段位者には全然問題ないですが、トップアマレベルでは厳しいと思います。

詳しい研究内容↓
5八金型で新型を倒す ▲4五銀ぶつけ【対新型▲4五銀編part1】




次に、二つ目の秘策
相手が課題局面で△4四歩とした場合、▲4八飛と回って右四間飛車でガン攻めします。
右四
単純すぎますが、かなり刺さります。
飛車のラインが相手の玉を直撃していますし、一つ目と同様に銀交換に持ち込めば▲6三銀打の筋もあり、更に一方的に攻める展開にもしやすいです。

実はソフトの評価もそれほど悪くもなく、-100点と、ソフトの最善手を連打されない限り作戦が悪くて負けた、という事態には陥りません。
新型腰掛け銀には4八に金がいるので右四間飛車の攻めはすることができません。しかし、5八金型なら可能です!!!
これを利用しない手はないです。

詳しい研究はこちらから↓
5八金型で新型を倒す、右四間飛車【右四間飛車研究part1】




今回は、私の角換わり腰掛け銀でのメインウエポンについて書いてきました。
新型を指さず、5八金型に拘っているので、少し最先端からは外れたアマチュアらしい戦い方になっているのではないでしょうか。
細かい手については、これから少しずつ書いていきます。
特に▲4五銀ぶつけの手は高2から研究している私のお気に入り、将棋ウォーズを勝ち抜いてきた相棒的な戦法の一つなので、胸を張って紹介していけます。
是非これからも読んでみてください。


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